久々に固定カプが出来てしまった。
コーラル・ブラウン×ローランドだ。
とは言っても、他のカップリングも見たり読んだりする分には平気だし好き。
逆も普通に好き。
ただ、自分持論だとどうしてもコーラル×ローランドなのだ。
(界隈ではコーロラと略されているらしい。しかし、検索結果には私の呟きばかりが目立つ。)
ローランド。
高身長イケメンである。しかも軍人と来た。衣装が死ぬほどかっこいい。
でも長身キャラより身長が低いキャラの方が普段惹かれる。
しかし、わたしはコーラルの相棒をローランドにしたのだ。
…
話した感じが好みだった。
クソがつきそうなぐらい真面目で、自己犠牲を厭わない。もう無意識に。
『真面目』属性に負けた。好きだ…。
好きだ…と思っていると、主人公のコーラルの性格も『真面目』だと気づく。
ただ、コーラルとローランドの『真面目』はそれぞれ違う。
コーラルは『他者を尊重する』ことで彼の真面目っぷりを感じ、ローランドは『任務を遂行する』ことに固執する。
しかし、自分の信念に基づいた行動をすることという意味では共通項だ。
コーラルは『個として』ローランドを見る。
対してローランドは相手の立場によって言動を変える。
主従関係いいな…。
そうにやけながらゲームを進めると、次第にローランドも『個として』コーラルを見ようとする。関係を築きたいと思う。
ローランドは最初は自分が『殺人兵器』だと言われるのが誇りとさえ思うぐらいだった。
しかし、コーラルが彼に丁寧に接し一緒に戦い会話をすることで、次第にローランドは自分の『殺人兵器』という二つ名に悩むようになる。
ローランドは自分が軍事用に作られた誇りを持ちながらも、それは葛藤に代わり、次第にコーラル自身を知りたいと思い会話をしたいと思ったのだ。
最終的に彼はコーラルに対して、『監察官』という自分が尊敬すべき立場に対して、その肩書きはなくてもよかったものだと、コーラルはコーラル自身であり、『監察官』というのはひとつの立場に過ぎないということを知ったのだ。
これはトゥルー1のローランドエンドだが、10年後の彼らは単なる主従関係を脱していた。
お互いがお互いを見るようになったのだ。
「監察官」、と『監察官』を敬っていたローランドはもういない。
そしてコーラルは、かつて自分を『監察官』と呼んでいた彼を懐かしみながらも、今の親しい仲が尊いものだと感じているのだろう。
このエンドを見て、私の視界はぼやけていた。
それがクリアになったと思うと、涙が頬をつたっていたことに気づく。
なんなんだ、この二人は…。
よりローランドを愛おしく感じていたのは、一度もパーティーから外したことがないからかもしれない。
それを選択したのは私であったけれど、ローランドに寄り添ったのは間違いなく『コーラル・ブラウン』だったのだ。
私自身だったらローランドの生い立ちやスペックに興奮するばかりであっただろう。
しかし、コーラルはローランドに手を差し伸べたのだ。
二人の最初から最後までを見届けて、わたしは心の充足を得たのだ。
「初めまして」から「さよなら」
そして再会したときの「久しぶり」
彼らはプレイヤーから離れたところでも親密度を高めていたんだろうな。
ゲームをクリアしてからも、彼ら二人のことを考えると胸がギュッとなる。
彼らの幸せを見たい。
プレイヤーである私は、あくまで共闘していた彼らを見ていただけに過ぎないのだ。
もっと確かな幸せは彼らの中にあるのだろう。
…
それを知りたくて私は彼らのことを毎日一日中考えるようになったのかもしれない。
わたしの想像は本当に想像でしかないかもしれない。
しかし、幸せなふたりを考えることは自由であってほしい。
ありがとう、コーラル・ブラウンとローランド。
素敵な人間ドラマだった。
私はこれからも彼らの幸せを願う。
0コメント